コミックス版の「のだめカンタービレ」を読んでいると、
音が聴こえてくるような気がします。
音楽が流れてくるような気がします。
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僕はクラッシックはほとんどわかりません。
曲名を聞いてもどんな曲かわかりません。
でも、のだめを読んでいると
何か聴こえてくるような気がするから不思議です。
いや、不思議という言い方は作者に対して失礼かもしれない。
作者は、当然その曲をイメージして書いているんだろうから。
優れた絵画や小説、そういうものに触れたときに
音楽が聴こえてくる、そういうことってあります。
優れた絵画や小説、そういうものは、
その絵画や小説の中だけにとどまらず、それを起点として
音楽や、世界、色や匂い、感情、喜怒哀楽、
様々なものを感じさせ、
そして、思いもしない世界へと導いてくれます。
もちろん、絵画や小説だけでなく
陶芸や彫刻、芸術やパフォーマンスというものは
そういうものなのでしょう。
絵画は絵画で終わらず、小説は小説で終わらない
絵画の向こう側、小説の向こう側、
そこにこそ、創作者が表現したい世界があるということです。
ではあなたの音楽はどうですか?
あなたの創る「音」の向こう側には何が見えますか?
あなたの奏でる「音」の向こう側には何が感じられますか?
コミックスという、およそ音楽を表現する媒体としては
あまりにも不利な表現方法ですら、読み手に音楽を感じさせてくれます。
音楽を表現手段として選んだ僕らは、
音楽を聴かせるのはあたりまえ、
その音楽の向こう側、
「音」の向こう側を聞き手に伝えられなければいけない、
そう感じます。
喜怒哀楽でもいいでしょう、激しい想いでもいいでしょう。
確固たる意思、慈愛、祈り、匂い、色、過去、未来、
何を伝えたいのか?
「音」の向こう側に何があるのか?
そもそも、なんのための「音」なのか?
「のだめカンタービレ」を読んでそんなことを考えました。
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2007年6月28日





















